5-1. ガラス (5)
現在、透明なガラスとして最も一般的に使われているものはフロートガラスと呼ばれているものです。その製法は1959年にイギリスのピルキントン社が開発したもので、溶かしたスズの上に溶かしたガラスを流し込んで成形するというものです。スズの比重がガラスの比重よりも重く、ガラスがスズの上に浮かぶのでフロートガラス(浮かぶガラス)という名前がついています。ガラスの上面は重力で自然にフラットに、下面も溶けたスズの面なので完全に平行でフラットな面が両面で得られ、透明なガラスが出来上がります。ガラスの厚みは張力と自重の関係で自然と6.8mmになるそうです。
今でも古い建物を訪れると木枠に歪んだ景色が見られることがありますが、それはロールアウト工法といわれるローラーで熱したガラスをならす製法でできたもので、どうしても凸凹ができてしまいます。それを磨いて仕上げたものが磨きガラスと呼ばれ、透明ですがどうしてもフロートガラスの透明感には及びません。とはいえ、現在でもその製法では防火、防犯用途の網入りガラスや敢えて表面に模様を彫込んだ型板ガラスなどが製作されています。
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