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Kビル新築工事(第27回定例会議)
事業名・工事名
Kビル新築工事
日時
2014年7月23日 / 10:00~12:00
場所
トゥループロパティマネジメント(株) 第3会議室
出席者
- 設計監理(建築)
- トゥループロパティマネジメント(TPM) : ST、MR、MT
- 設計監理(構造)
- K構造設計事務所
- 施工
- T社 : K(現場所長)、I(設備担当)
- 施工(電気)
- H社 : F
- 施工(設備)
- O社 : A
1.前回議事録の確認
2.週間工程の説明
3.8月月間工程の説明
- 設計 MR:
- 制振装置の設置がいつ頃になるか確認してください。
- 設計 MR:
- 外部足場解体前に設計側で外壁の検査を行いますので日程を入れてください。
- 設計 MR:
- 9月の月間工程も次回定例で提出してください。
- 設計 MR:
- 申請図からの変更で軽微な変更となる項目を挙げておいてください。
- 施工 K:
- 消防の中間検査が、8/5のPM13:30に決まりました。
4.質疑
【1F天井ルーバーについて】
- 設計 MR:
- 色はN-93で決定で良いです。
【2~9Fの天井点検口について】
- 設計 MR:
- EVホールの照明をEV入口芯に移動して、点検口は外壁側に設置してください。
【スイッチについて】
- 展開図にプロットした図を作図いたしました。事務室のスイッチ位置を確認お願いします。
- 設計 MR:
- これで良いです。
【EVホールの天井裏VD開口について】
- 施工 A:
- 現計画ではVDをX13通りの天井裏に設けていますが、すぐ近くに梁もあるので無しとしたいがいかがでしょうか。
- 設計 MR:
- 該当部分の天井裏を全面開口としてVD無しで良いです。
【空調吹出しについて】
- 施工 A:
- 5Fの事務室でSD開口補強と当たる箇所があります。80mm外壁側にずらしても良いでしょうか。
- 設計 MR:
- 良いです。
【給湯室の給気について】
- 施工 A:
- ルートを変更しても宜しいでしょうか。
- 設計 MR:
- 良いです。
【マスターキーについて】
- 施工 K:
- キーシステムプランを作図しましたので確認お願いします。
- 設計 MR:
- マスターキーについてはこれで良いです。SD-5はサムタン空錠で良いです。
- 施工 K:
- SD-6はもともとシリンダー錠ではないのでマスターから外して南京錠としたいですがいかがでしょうか。
- 設計 MR:
- 念のため管理の者に確認します。
【キッチンについて】
- 施工 K:
- 施工図修正しました。
- 設計 MT:
- これで良いです。。
- 設計 MR:
- 10Fの袖壁については仕上材が他の階と異なるので注意してください。
【照明器具について】
- 施工 F:
- 使用機器リストを提出します。
- 設計 MR:
- 照明器具を変更する場合、照明の色は白色で4000K程度の同等品としてください。
以上
2014.7.28 作成:MT
4-13. 電気設備 (5)
「幹線・動力設備工事」のうち、「幹線」はこれら配電のための設備を繋ぐ主な電線のことを指します。いわゆるケーブルで繋ぐのですが、屋内はケーブルラックに沿わせる形で、屋外は一般的には水の浸入を防ぐために鋼管のなかにケーブルを通す形を取ります。

図4-13-4:ケーブルラック
日本の場合、一般的な電化製品を使用する際の電圧は100Vですが、機械単体で100Vの電圧では賄いきれないものもあります。容量の小さい家庭用エアコンは100Vというのもあるかもしれませんが、少し大きくなると200Vくらいの電圧は必要になってきます。ということで、2種類の電圧を使い分けているようですが、オフィスビルについては「動力」と呼んでいる部分、エレベーターや空調、給水用の増圧ポンプなどパワーが必要な機器を動かす際に200Vの電力を使っています。実際にモノを動かすような力ということで、「動力」と呼んでいるのでしょうか。
ところで日本のように家庭用電源として200Vと100Vを併用している国はどちらかと言えばマイナーな方で、大半の国々は200V〜240Vの電圧を1種類使っています。どのような経緯で併用するような面倒な形になったのでしょうか…。一説によると、電気の普及が始まった際に電球などの低電力の需要が多かったために、規格をきちんと定める前に100Vが定着してしまったとのことです。
ところで、ここまで書いておいておきながらの話ですが、筆者は電気設備の専門ではないのでここでの記述は意匠設計者としての知識の範疇に留まります。とは言え、意匠担当としてはこれら設備も含めて一つの建築物として統合するのが大きな役目ですし、デザイン上も様々な形で設備が影響してきます。そういう意味でこのような認識を門外漢が把握しているということ自体が建築物をまとめる上で重要なことになってきます。
4-13. 電気設備 (3)
先にあげた13項目の上4項目、「電力引込設備工事」「受変電設備工事」「幹線・動力設備工事」「電灯・コンセント設備工事」はそれぞれがある程度関連しており、いわゆる電気に関する工事です。入居者が目に届く範囲は「電灯・コンセント工事」ですが、電気が電線によって敷地内に引き込まれて、照明やコンセントで使えるようになるまでにはいくつかのステップがあります。
「電力引込設備工事」については、読んで字の如く敷地外から敷地内へ電気を引込む工事です。一般の家庭用電気などでは100Vや200Vといったいわゆる低電圧の電気を使用しますが、電柱間を流れる電線には高電圧の6,600Vの電気が流れています。電圧とはまさに電気の圧力のようなものですが、電線内を電気が流れる際に押し出す力と考えてよいでしょう。例えば都市に供給されるべく発電される電力は相当なものとなり、かつ離れた場所に送るので、低圧ではその電力を流す力が足りません。そこで500kV(500,000V)といったかなりの高電圧で発電所からは電力が送られてきます。そんな巨大なパワーのままでは一般に使えないので、発電所から末端のユーザーの間には何段階かの変電所が挟んで電圧を下げていきます。誰でも皆さんが目にしたことのある鉄塔(特高鉄塔架空線)には、6.6kVの高圧が流れていることが多いようです。

図4-13-1:特高鉄塔架空線
そこからさらに変電所で6,600Vに下げられて、地中やあるいは電柱に架けられた電線で配電していきます。ちなみに東京電力管轄内だけで変電所が1,588ヶ所もあるそうです。
4-13. 電気設備 (2)
さて一口に電気設備といっても、建物内には何種類もの電気に関する設備があります。パッと思いつくものとして、照明やコンセントなどがあるでしょうが、一般に中規模程度のオフィスビルの場合の工種を列挙してみます。
- 電力引込設備工事
- 受変電設備工事
- 幹線、動力設備工事
- 電灯、コンセント設備工事
- 電話設備工事
- LAN設備工事
- 放送設備工事
- ITV設備工事
- テレビ共聴設備工事
- インターホン設備工事
- 自動火災報知器設備工事
- 避雷針設備工事
- 機械警備設備工事
以上、ここで列挙しただけで13種類ありますが、太陽光発電など特殊な設備を設置する場合はさらに複数種類の工事が加えられます。また、これらの設備はそれぞれが関連しているものもありますし、入居者が普段から目にするものと滅多にお目にかかることのないものとがあります。これらを簡単に整理しながら、オフィスビルの電気設備の全体像を大まかに記していきたいと思います。
Kビル新築工事(第26回定例会議)
事業名・工事名
Kビル新築工事
日時
2014年7月16日 / 10:00~11:30
場所
トゥループロパティマネジメント(株) 第3会議室
出席者
- 設計監理(建築)
- トゥループロパティマネジメント(TPM) : ST、MR、MT
- 設計監理(構造)
- K構造設計事務所
- 施工
- T社 : K(現場所長)、I(設備担当)、T(技術営業)
- 施工(電気)
- H社 : F
- 施工(設備)
- O社 : A
1.前回議事録の確認
2.週間工程の説明
3.質疑
【1F郵便ポストについて】
- 施工 K:
- 施工図を修正しました。
- 設計 MR:
- 問題ありません。
【1F消火器ボックスについて】
- 施工図を修正しました。
- 設計 MR:
- 扉の裏になる部分のボックス本体も白く塗装してください。あとは問題ありません。
【1Fカードリーダー収納箱について】
- 施工図を修正しました。
- 設計 MR:
- マグネットキャッチではなく、ボールキャッチとしてください。コンセントも内蔵になるので作図修正してください。カードリーダーについても承認品番のものを入れて作図修正してください。
【トイレ手洗いについて】
- 施工 A:
- 女子トイレは男子トイレとは同じにならず、水栓が手洗い器の右側にしか取付け出来ないタイプです。どのように致しましょうか。
- 設計 MR:
- 手洗い器の取付け位置を変更して取付けとしてください。
【事務室の予備給気口について】
- 施工 A:
- 柱とかぶる箇所があり該当位置の押出成型セメント版のセンターにコア抜きが出来ない箇所があります。いかが致しましょうか。
- 設計 MR:
- 各階廻って現場で指示します。
【天井点検口について】
- 施工 F:
- 事務室の点検口の位置はいかが致しましょうか。
- 設計 MR:
- 300角で目地なしタイプの点検口を、岩綿吸音板の割付と合わせてEPS壁近くに配置してください。
- 施工 F:
- EVホールの点検口はこれで宜しいでしょうか。
- 設計 MR:
- ダウンライト照明や非常用照明、天井裏空調機本体と干渉するので、施工図整理して再検討してください。
【照明スイッチについて】
- 施工 F:
- 事務室のスイッチは柱がかぶる箇所がありますがいかが致しましょうか。
- 設計 MR:
- 柱を避けた位置で、EPS裏の壁に配置することで良いですが、各階の展開図にプロットして検討したいので作図してください。
- 設計 MR:
- 10Fについては、トイレ側の壁に照明スイッチを設けて、その他のスイッチはユニットバス側に設けてください。
【1Fルーバーについて】
- 施工 K:
- 施工図を修正しました。
- 設計 MR:
- N-93、N-95の色でサンプル作成してください。
【室内塗装について】
- 設計 MR:
- 柱・壁・天井ともにN-93 艶消しで決定で良いです。
【塗装、シーリングについて】
- 設計 MR:
- シーリングはコンクリートグレーで統一で決定。
- 設計 MR:
- 扉は、N-93 3分艶で決定。
- 設計 MR:
- 外壁のカラークリアについては、再度サンプル作成してください。色なし、5%、20%グレーで作成してください。
- 設計 MR:
- 外部メッキアングル色は、N-82、N-85で全艶と5分艶と艶消しを作成してください。
以上
2014.7.28 作成:MT