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ヨットのはなし

ヨットを修理に出しています。4年くらい乗っていなかったので、セイルが駄目になったり、色々なところが剥がれています。ラダー(棒の舵、ステアリングではない形のもの)が折れそうだとか。

フランスの船で、フィノーという船の設計では有名な人のものです。きれいなんですよ。1号艇もその人が設計のもので26フィート、あれは使いやすかった。エンジンが1馬力で、切れても手でかかるから。今のものは33フィートで大きいから手ではかかりません。

今、日本でヨットを作っているところと言えば、ワンオフ艇で作っているところ。ワンオフというのは、簡単な型を作って一度しかその型を使えないもので、いわばオーダーメイド。普通はユニットバスみたいに、同じ型のものを量産するんですね。ワンオフ艇は小さな会社が船を好きで作っているような感じです。そういうところしか今は作ってないんですね。

大手も作っていない。注文があればある会社に作らせて名前だけその名前にするんですね。

発熱

風邪は熱が出た方が治りは早いんです。39度くらい熱が出ると、細菌がみんな死んじゃう。善い菌も死ぬけれど悪い菌も死ぬから、一度リセットされます。癌になった人とかも4~5日続いて高熱が出ると治る人もいるんだよ。熱に弱いんだね。

コルビュジェ展

コルビュジェが設計した海辺にある奥さんの為の小屋(カップマルタンの休暇小屋)、3.6m四方くらいの小さいものですが、窓の形とテーブルが面白かったですね。その家が自分の終の住処になるだろうと予言して、予言した通りになったんですね、溺れて。

コルビュジェがつくったある住宅のキッチンの天井高は2,100あるかないかくらいでした。あとは居室の天井高は2,260です。コルビュジェは186cmもあるんですよ。立ち上がって手を伸ばしたところはちょうど2,260ですね。あと階段はけっこう緩かった。

石工で作ったロンシャンの教会の模型も良かったね。縮尺の違う2つが置いてありました。あれは凄い、あちこちを多くの人がが真似している。天井のスリットやラッパ型の明かり取りの窓とか。いい加減にパラパラと窓を開けているようだけれど、けっこう幾何学的です。あの人の絵自体も多くが黄金分割で出来ているそうです。あんなに色々な大きさも形も違うような窓をつくると、それは楽しいよね。久しぶりに楽しかった。でも私はラッパ型の奥行きをもった窓の実物は見たことないんですよね。

生前葬

白州次郎さんは遺言に「葬式無用」と書いたらしい。吉本隆明さんは僭越ではないかと書きました。

永六助さんは生前葬を企んだことがあるようです。面白いね。

ー死んだ時には葬式はやらないということでしょうか。

その解釈は楽しくないね。遺言書を書きますか「1度やったから、もういい」って。

私が思うには、その人と出席者がどういう関係なのかを確認する場だと思うんですね。いかがわしい関係を含めてね。(笑) 関係性を明確にする。あるいは明確に出来ないのかもしれないけれど、明確に出来ないということが初めて分かるわけです。関係性というのは、3歩下がって関係性の影を踏まずにいないと、曖昧だから分からないですよね。そういう風に考えたら生前葬も意義があるかもしれませんよ。

子供のころ

小学生の時は親父に映画に行くことは禁止されてたんです。当時は子供の映画なんて無かったしね。でもおばあさんが連れてってくれたんですよ、6,7歳の頃から。そうすると親父が怒るんですよ。いつだったか親父が、「お前、映画を観に行っただろう。○○の学校の××先生が、お前が映画館から出てくるのを見たと言っていたぞ」というわけです。その時は大人しく白状したのだけれど、その後よくよく考えたらそれは親父のブラフだったなって。嘘をついてた訳です。(笑)それで次からは、「その時に僕はそんな所にはいない」と言ったら、それ以上は突っ込んできませんでしたから。1回だけ引っかかった。そんな思い出があります。