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私好みのビルを
ここの事務所は気に入っているのだけれど、今まで自分が気に入る、私の好みで事務所ビルって作ったことがないんですよ。今度はこの近くに自分の気に入る事務所ビルを作ってみたい。私の好みで作って、私が使う。
吹き抜けがあってスキップフロアで、ちょっと首を出したら全体がわかるように。窓は基本的にフィックスでダブルサッシにして開口は極力抑えて、24時間空調で外断熱。そしてみんなでキッチンを使えるようなスペースを作ったり。主要メンバーは定員が5名から10名くらい、小さいビル。そんなビルをつくりたいですね。
スッポンのはなし
今年はまだ行っていないけれど、京都に年に一度はスッポンを食べに行きたいと思っています。私が知る限りでは日本で一番おいしいスッポンです。有名な古い店です。そこは自分のところが指示した餌、育て方でスッポンを作らせています。それ用の鍋も窯元で作らせていて、その鍋も何十回も汁を入れて煮て、いい味が出るようになってから使うんです。味がでないのは割っちゃいます。そのスッポンの養殖屋さんに電話してさばいたものを送ってもらって、自分で煮てもその辺の店で食べるよりはおいしくなりますよ。
貧乏
私が学生の頃は今から比べるとみんな貧乏でした。私の学校ではテレビを持っている人はいなかったからね。学生の頃、私は食い物の話題は一切しませんでした。サントリーの角とかを置いてあると、お前生意気だな、って。本当に貧乏だったんだよね。
題名のない子守唄
映画らしい映画を久しぶりに観ました、「題名のない子守唄」という。イタリアの映画でロシア人の32歳の女優が出ています、この女優が良かった。監督はニューシネマパラダイスを撮った人でした。朝一で行ったけれど満員でした。50代前後の観客ばかりでね。観て良かった、最後だけ気に食わなかったけれどね。
あとは子供と観に行ったのが「アーサー」です。子供と観に行くものでもやっぱり良いなと思うものもあります。この前のハリポタも良かったし、ちばあきおさんという、「明日のジョー」で有名なちばてつやさんの弟の漫画が原作の「キャプテン」も良かった。「バッテリー」という人気小説が映画化されたのも良かったね。
相撲のはなし
この前、一緒に相撲を観に行ったけれど、どうだった?
―取り組みも然ることながら、やっぱり周りの人間の動きとかにもある種のしきたりが見えていたのが良かったですね。(本橋)
相撲は神への奉納試合が始まりじゃないかな。だからプロレスじゃない。(笑)様式美があるし、すごくかっこいいと思う。だって土俵を掃く人は掃くだけで、呼び出しをする人は呼び出しをするだけ。そういう意味で似ているのはお茶の世界。茶入れを入れる袋だけを専門に作るところであるとか、茶杓を専門に作るところとか、たくさんの家に分かれていて。ああいうのがお茶の世界の様式美を維持しているところがあって、業界として食べさせていかなきゃいけないから、なかなか大変だよね。