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風邪のはなし

風邪の季節だね、インフルエンザ。風邪をしょっちゅうひく人って腹が立つんだよね。(笑)僕は気管支がめちゃくちゃ弱いんです。僕は昔、小児結核をやって、それから毎年気管支炎で冬になると、レントゲン撮れば気管支と肺が真っ白になる。だから風邪はすごく引きやすいんだけれど、勤めてからは本当に引かないようにしています。今も油断しているとすぐに風邪を引くから、乾燥してくると家の中では必ず加湿器をやって、電車に乗る時は11月の下旬から5月いっぱいまでは必ずマスクをします。くしゃみ一発で風邪のウィルスが電車の中に充満するんだよね。簡単に風邪を引ける。喉だけじゃなくて、目の粘膜からでさえうつる。

鳥インフルエンザが香港で流行ったときに、ニュースでみんな、ガーゼマスクでびっちり隙間無くしていたよね、あれが本当だよね。紙マスクよりガーゼマスクじゃないと駄目だよね、喉が湿るし。後は手を洗ってね。

だから風邪っていうのはうつらないようにすれば、ほぼ防御できるんですよね。すぐに風邪をひく人がいるけれどね

建築をとおして

本橋君は建築家として何を設計したい?

 ―特に何をっていうビルディングタイプとしてはありません。規模が大きくなればなるほど技術的にも制度的にも複雑になるので、自分がやりたいことを実現するには住宅が一番シンプルで良いかもしれません。(本橋)

建築家の場合は自分が引いた線の一本一本で、自分の考えを確認していくんだろうね。作業の過程そのものだから、俗にいう自己認識の方法論だ。で、どういう風に自己認識しているの?

 ―それが言えたら、建築する必要がないじゃないですか(笑)それが書けるのなら文筆業をやっていますよ。やっぱり建築を通して自分のリアリティを探している、というか。(本橋)

なるほど、リアルな自分ね。自信が無いな、私は。いい加減な自分なら自信があるけれど。(笑)

 ―いい加減とリアルは両立するんじゃないですか?(本橋)

相反してない。(笑)

エディット・ピアフ

エディット・ピアフの映画を観ました、がら空きだったね。ピアフを好きな人はいいのだろうけれど、紹介映画として。ピアフ役の人が良いって誰かが言っていたけれど、いまいちだったな。しかし、あの人のシャンソンっていうのは有名だよね、みんな知ってるよ。あれもピアフか、これもピアフかっていうくらいに。

昔、銀パリっていうのがあったんです。うちの娘も行ったことがあるだろうし。当時の丸山明宏、今の美輪明宏さんもたまに出てました。シャンソン喫茶です。シャンソンっていうのは日本でいう演歌みたいなものですかね。演歌というのは音楽というよりも、その人の生き方だとか、はらわたを曝け出してお客さんと向き合っているという感じがしますね。そういう意味でシャンソンもどこかで純粋音楽というよりも、演歌と同じようなものを感じます。

歴史との接続

歴史のない新しい飲食店、新しいホテルは楽しくないですね。建物に歴史が染み付いていないから。新しいホテルにいる従業員にもアンバランスを感じてしまうしね。やはり良いホテルというのはその歴史が必要だし、歴史を作った従業員とお客さんが居て、初めてホテルが完成するんだと思う。新しいホテルを観に行くと、全てがアンバランスですね。100年、あるいは50年くらい経ったら味がでれば良いけれど。

 ―大変なことを言いますね。(笑)新しいものをつくる立場ですから、僕は。(本橋)

でも少なくともそういう謙虚さは必要だよね。街中で新しい建物が浮いちゃってるのがあるけれど、50年経ったら馴染むのかな、馴染むんだろうかこれで、って思ってみています。やっぱり建築の歴史、地域の文化、そういった流れの中できちんとコラボレーション出来ているかということですよね。出来ていなかったら、それはアウトだよね。無論、そういうのを一切拒否して、俺は俺で良いんだ、というのもあっていいのかもしれないけれど。

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報告書を見せただけでは、報告にならない。孕んでいる問題を洩れなく指摘して、初めて報告となる。

承認印をもらっただけでは、承認されたことにならない。孕んでいる問題を洩れなく指摘して、初めて承認となる。