新着情報
職人の技術
職人の技術というのは、本当にごまかしがききません。
溶接だとやっている姿を遠くから見るだけで、腕がいいかどうかがわかるそうです。リズムなんですね。目に見える所は誰でもできるんだよ。鉄骨の溶接のポイントは、表面じゃなくて中なんだよね。腕がいい奴はちゃんとそこまで届いているんだよね。
友達が釜石でやっていたんだけれど、あそこは腕がいいのが集まっているんだよね。新日鉄があるから。
*ーある予言者の言葉 カーリル・ジブラン(金関寿夫訳)ーより
互に愛し合うがよい、
だが愛のちぎりなど、
決して結んではいけない。
きみたちの魂の岸辺、
そのあいだに波立つ海を置くのだ。
互に盃を満たし合うがよい、
だが同じ盃から飲んではいけない。
互にパンをわかち合うがよい、
だが同じかたまりから食べてはいけない。
共に歌い、踊り、笑いさざめくがよい、
だが、互にひとりだということを忘れてはいけない。
同じ楽の音に震えてはいても、
琴の糸は、一本ずつ分かれているのだから。
きみたちの心を与え合うがよい、
だが互にそれを我がものにしてはいけない。
共に立つがよい、
だがあまり近寄って立ってはいけない。
寺院の柱は離ればなれに立ち、
樫と杉とは、
互いの影の中に育つことはないのだから。
友人のはなし
僕の50年来の友達がまず始めに父親を軽蔑しました。次に長兄を軽蔑した。その次には2番目の兄貴を軽蔑して。自分が尊敬するすぐ上のお兄さんは高校で自殺しちゃって。自分の好きなお姉さんは結婚しないでずっと独身でいて。
今度は自分の息子を勘当して、その次に自分の娘を勘当しちゃった。その後、娘が結核になったときは助けたけれど、それまでは一切出入り禁止だったんだよね。