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感動
年に1回くらいは感動したいよね、なかなか無いけれど。映画なんかは1年に1回は良いものがあるんじゃないでしょうか。茶碗なんかは今までに2回くらいあるけれど。そんな感動の度合いがもっと激しいと、僕も陶芸家になっていたかもしれません。
やっぱり身体が震えるほど感動したということがなければ、なにをやっても才能が無いんだろうね。感動の度合い=才能のどあいですよね。
坂東玉三郎
坂東玉三郎さんが外科室という映画を大分昔に作ったんですが、40分程度の映画だったけれどすごく良かった。原作の通りのシナリオで吉永小百合が出るんですけれど、冒頭のシーンのカメラが良いんですよ。吉永小百合が歩いていて、後ろに桜がずーっと咲いているんです。彼女の歩きに合わせてカメラも動いて、背景の桜が横にすーっと動いて、それが美しかったですね。
論理
論理って本来は美しいんですよ。なぜ美しくないかと言うと、論理じゃないものを論理と勘違いしているからです。言い訳と論理は違うからね。
例えば社員の勤務評定をきちんとやって、仕事を出来る人と出来ない人について給料とその他の待遇面を反映させなければいけない、と言うことが一般的にありますよね。そのことが論理的であると思っている人がほとんどです。でもそれには前提があって、明瞭に評価できる、ということですよね。でも実際には見えない部分もあるからね。
本当の論理というのはそういうことではなくて、あらゆるアクシデントがあったとしても、全部網羅して、崩れないで成立していることが論理ですよね。
利休にたずねよ
「利休にたずねよ」という小説を読みました。53歳の山本兼一さんという京都の人が書いたもので、直木賞を取っています。お茶のことを良く調べていて、詳しいですね。
利休が切腹した日から過去に遡ります。利休は茶室にしても何にしても、繊細な感覚の持ち主だったようで美しいものをよく分かっていたんですね。