新着情報
普遍は哲学用語です。
哀しいというだけでは哀しさは普遍しない。あるいは、個人的でなければ普遍しない、という表現があります。正しい使いかたです。一般的な設計は普遍的ではない、とも言えます。
言葉は緻密に定義し正しく使いたい。緻密に定義できなければ考えを深めることは出来ない。
他者について
他者を意識するときは言葉とのむきあいかたの相異を、つよく意識したときである。なんとつまらない意味で言葉を使うのだろう。なんとかなしく貧相な育ちなのか。
言葉に内包される無限の意味を探そうとする人は殆どいない。無限のなかからひとつの意味のみが抽出された言葉。自分につごうのよい惨めな使いかた。まるでそのひとの人生のようだ。
言葉とのむきあいかたが仕事とのむきあいかただ。自分とのむきあいかた、あるいは命との、あるいは恋人とのむきあいかただ、とおもう。
「言葉を正しく使わなければ魂に害悪を及ぼす」-古田徹也
言葉の捉え方
言葉に内包されるものは、社会の属性、内的経験、言葉が使われた背景、相手との関係性により異なる。ひとつの言葉を取り上げても、担保されたた表現力はすくない。小説も、ほかの言葉との関係性によりはじめて、内包されるものの表現の可能性が生まれる。読む側の関心が、言葉の内包される関係性に在るとき、初めて言葉のほんらいの意味がつたわる。内的経験の少ない人と多い人を相手にした場合では、同じ言葉でも内包される意味が異なる。
単眼的言葉の捉え方はコミュニケーションを崩壊させる。