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“紙飛行機”

あしをあらう
おとこのせをみる
わたしがめんどうを
みなければいけないのに

さきにしねばあなたがかわいそう
あとにしねばわたしがかわいそう

紙飛行機は微調整がひつようなんですよ
老人は言いながら膝をかがめ
いっしゅん翔んだ

‘未來’

さきにしねばあなたがかわいそう
あとにしねばわたしがかわいそう

紙飛行機は
微調整がひつようなんですよ
老人は言いながら膝をかがめ
しゅんかん翔んだ

‘未來’

はじめに
言葉がうまれる
それから
わたしがうまれる

好奇心と
拘りから
樹もくが芽生え
それからきみと会える

きもちよくめざめたあさは

きもちよくめざめたあさは
びぜんやはぎなどに
いってみたいとおもう
せんぞだいだい
くるいきれなかったしゅうねんと
まれにくるったしゅうねんとに
であえることがあるからだ

 すざん
 ゆうほう
 じゅうろく
 えいぞう
 とうくろう

五月

釣れても食べない魚を
釣ろうとする
人がいる

鉄橋の陰 汗ばみ
しゃがんで列車の音をきく

おい雀
おまえは
まずそうだな

(うるさい
(干からびた死にぞこないめ