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糖質ゼロ食
釜池豊秋氏による糖質ゼロ食より
「ケトーシス」と「アシドーシス」
ケトン体が「異常に」増加すると「ケトーシス」と呼びます。「アシドーシス」は、血液中の酸とアルカリの平衡が破れて、血漿が酸性に傾くことです。ケトン体は「酸性」なので、ケトン体が増加すれば血液が酸性化する、すなわち「ケトーシス」では「アシドーシス」になる、というのが日本糖尿病学会の見解です。また、その典型が「ケトアシドーシス昏睡」だというわけです。
糖質ゼロ食では血中ケトン体が「異常に」増加します。しかし、「アシドーシス」にはなりません。なぜなら、酸・塩基平衡は生命維持に基本的なホメオスタシスです。ケトアシドーシス昏睡にみられる、高血糖による「高浸透圧利尿」が「腎性代償」を阻害しない限り、「ケトーシス」でも「アシドーシス」にはなりません。高血糖にならない糖質ゼロ食では、アシドーシス」にならないのです。
肺炎球菌予防接種の疑問
誤嚥性肺炎は
70歳以上では70パーセント以上
90歳以上では95パーセント
肺炎球菌による肺炎は80パーセントと言われるから、70歳以上で有効率24パーセント、90歳以上では有効率4パーセントとなる。
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肺炎球菌ワクチン接種は必要か?数値から見る真実を知ってから考えませんか?
「肺炎は日本人の死因の第3位です。その中の95%が65才以上です」
国民的俳優を使った公共広告まがいの肺炎球菌ワクチン・キャンペーン
製薬会社のマーケティングはじつに巧妙です。とくに必要のないものを売り込むときの戦略は見事です。
私がそれを実感したものの一つに、MSD(旧メルク)が、2012年に国民的俳優・西田敏行さんをキャンペーンキャラクターに使って行なった「肺炎球菌ワクチン」のキャンペーンがあります。
まず、タイミングが見事でした。その年の6月に「肺炎が日本の死亡原因の第3位になった」という発表が政府からあり、メディアがそれを大々的に取り上げました。
その背景についての詳しい説明は無かったので、国民の多くは、漠然と肺炎は感染症だから蔓延しているのではないか? と思ったのではないでしょうか。
肺炎は日本人の死亡原因の3位にたしかになりました。しかし、「死因」というのは根本的な病気ではなく、死に至る直接的な原因となった病名が記されるからです。
がんで入院していたはずの有名人の訃報を見ると、多臓器不全、ないしは肺炎と記されているケースが多いのはそのためです。
寝たきりになった方が肺炎に罹りやすくなるのは免疫力が弱くなり、肺炎球菌のようなありふれた菌に対しても抵抗力を失うからです。
ありふれた菌と書きましたが、肺炎球菌は本当にどこにでもいる「常在菌」です。通常は身体の中に入り込んでも悪さをしない菌であり、数%の方は、すでにご自身の身体の中に住
まわせています。それでも肺炎を発症しないのは、最低限の免疫力があれば、暴れ出すことはないおとなしい菌だからです。
つまり、肺炎が死亡原因の3位になったのは、日本に免疫力の弱った寝たきりの老人たちが増えたからであって、肺炎が流行しているからでも、新型の強力な肺炎球菌が出現したからでもないのです。
ほとんどの肺炎はワクチンでは防げない誤嚥性肺炎
多くの老人が肺炎で亡くなっているのは事実だと思いますが、ほとんどが肺炎球菌ワクチンでは防げない肺炎です。
それは「誤嚥性肺炎」と言って食べ物が間違って気管に入り、それが原因で肺に口内細菌などが入り込んでしまうことで起きる肺炎です。
肺炎で死亡する人の94%は75歳以上の高齢者です。90歳以上では死亡原因の2位になるというデータがあります。
さらに、この誤嚥性肺炎が肺炎全体の70%以上というようなデータもがあります。
つまり、ほとんど肺炎球菌ワクチンでは防げません。ということです。
しかし「肺炎球菌ワクチン・キャンペーン」では、そのような事実は完全に蓋がされ、信頼度抜群の西田敏行さんがシリアスな顔で「肺炎は日本の死亡原因の第3位」と強調し「自分だけは、まだ大丈夫だと思っていませんか?」と訴えかけてきますが、よく考えると本当にたちの悪いキャンペーンです。
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アルコールは、肝臓で水と炭水化物に分解されるが、その分解過程で中性脂肪の合成を促す酵素を発生させる。
空腹時中性脂肪は、食事から取り込まれた外因性の中性脂肪ではなく、肝臓に取り込まれた脂肪がふたたび血液中に分泌された内因性の血中中性脂肪の値である。