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浅川マキさんが亡くなられた。

出会いはわたしが23才、渋谷のジャンジャン。

ふしぎな橋、夜が明けたら、カゴメ。

合掌。

マドンナ

30年くらい前かな、マドンナが出てきた時は強烈でしたよ。顔は全く知らなかったのだけれど、テレビで見た瞬間、「ああ、この人か」って分かったからね。フランスだったと思うけれど公演のために入国しようとしたら拒否されるくらい。ダイナマイトが爆発するようなフィーリングでしたね。

数年前に東京ドームでやったときに観に行ったんですけれど、もうけっこう円熟しちゃってエンターテイメントになってましたね。30分くらいで出ちゃったけれど。(笑)すごい人気があるんですね。若い頃は毒の塊みたいな感じだったけれど、今は毒をオブラートで包んで観易くしているって感じだね。

井上陽水さん

井上陽水さんは60歳くらいでしょうか、とても魅力的ですね。有楽町ホールでコンサートがあった時に行った事があります。

あの人は天才を感じますね、普通じゃないもん。人間が歌っているのではなくて、宇宙の辺りから響いてくる感じですよ。特に昔流行った「コーヒールンバ」とかジュリーが歌った「花の首飾り」とかね。陽水さんが最近歌ったんだけれど、人間の声とは思えないよね。昼と夜の境目で魔物が出る時間帯という意味の「逢魔時(おうまがとき)」、その辺の時間帯に聞こえてくるような声ですね、あの人の声は。

歌詞のイントネーション

今の人の歌は違うよね。40代の2人と飲みに行ってね。私も1曲だけ歌いました。井上陽水さんの「青空、ひとりきり」っていう、34年前の曲ですね。私が若い頃、学生の頃といえばフォークソングが流行っていた頃です。その前はと言えば、古いジャズとか演歌とかロカビリーとかですね。

なかにし礼さんが言っているんだけれど、日本語のイントネーションと曲のイントネーションは合わなきゃいけないって。でも最近は日本語のイントネーションが大きく違うからね。アレルギーがあったね。慣れてきたけれどね。(笑)