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生前葬

白州次郎さんは遺言に「葬式無用」と書いたらしい。吉本隆明さんは僭越ではないかと書きました。

永六助さんは生前葬を企んだことがあるようです。面白いね。

ー死んだ時には葬式はやらないということでしょうか。

その解釈は楽しくないね。遺言書を書きますか「1度やったから、もういい」って。

私が思うには、その人と出席者がどういう関係なのかを確認する場だと思うんですね。いかがわしい関係を含めてね。(笑) 関係性を明確にする。あるいは明確に出来ないのかもしれないけれど、明確に出来ないということが初めて分かるわけです。関係性というのは、3歩下がって関係性の影を踏まずにいないと、曖昧だから分からないですよね。そういう風に考えたら生前葬も意義があるかもしれませんよ。

責任

責任という言葉はおもしろい。責任は本人が感じたい分だけ感じるのですね。他人に「責任を取れ」と言う時は法律関係の話で他人との関係においては重要だけれど。

よく「責任とればいいんでしょ」って言うけれども、こいつ馬鹿かと思います、責任なんか取れんのかよ、ってね。

―責任ってどういう風にすれば取れるんでしょうね?

それは考える必要があるね、そういうことを言う人は。一度、不愉快になった僕の気持ちのどう責任を取れるんだ、って。(笑)たった一つだけあるんです。本当に謝れば気分は直るかもしれない。

生まれてしまった責任は取れないし、生んでしまった責任も取れない。裏切った責任は取れないし、裏切られた分の責任を取って欲しいとはおもわないし。そういう面で言うと、責任は他人との関係性の中にあるのではなくて、自分自身との関係性、生き方なのかな。

ディック・ミネ

ディック・ミネさんという日本人の歌手がいたのですが、6回離婚して7回結婚しました。離婚する度に自分がもっている財産を相手に全部あげちゃう。かっこいいよね、しびれちゃう。男だよね。6回目に離婚するまで、「俺は本当に女運が悪いな」と思っていたそうです。でも6回目の離婚の時に初めて、「相手に問題があるんじゃなくて、自分に問題があるんだ」って。(笑)初めて思ったんだって。

?気づくのが遅くないですかね?勘のいい奴なら、1回で気づきますよね(笑)

でも、パッと気が抜ける炭酸みたいな奴と抜こうと思ってもなかなか抜けない奴では、違うと思うよ、やっぱり。確かにちょっと遅すぎるなとは思うよ、傾向と対策とすれば。でも早く気がつくのが幸せかは分からないよね。

大学の違い

吉本隆明さんは東工大出身なんですね。東工大の学生さんは何となく雰囲気があか抜けないよね、東大の学生さんもそう。私大の学生さんはいかにもあか抜けてる。昔、学生がアルバイトに来ていた頃、文化祭にいったりしてカンパしたりしたけれど、私大と比べると東大の人はまじめな感じであか抜けないんだよね。(笑)私大系はいかにも都会の大学って感じで、順応が早いんでしょうね。そういう雰囲気は面白いなって思ってね。

そう言えば、吉本さん曰く、東大の教授と東京の一番入試の簡単な私大の教授を4年間交換したらどうか、ということを言っているんですね。やっぱり成績の良いところの人間はどこかが方端なんじゃないかって。一方で試験が簡単な大学の方は発想がとてもユニークな学生がいる。喜怒哀楽がユニークだとか。つまり人間の才能ってトータルにするとみんなイコールなのかもしれない、とも言ってます。おもしろいですね。

怒りと筋肉の相関

怒りが溜まるとその怨念が毛細血管を収縮させるんです。朝起きて洗面台に向かうときに、軟骨が背骨の脊椎に触って激痛が走って動けなくなる。氷を薄いビニル袋に入れて、空気を吸って無くしてぺたっとして、それを輪ゴムで留めて患部に当てて20分間。それをやると、治りが1/3くらい早く治る筈なんだけれど。年に1回くらいね。

ヘルニアは軟骨が骨髄に触っているわけですが、支えているのは筋肉だから、やっぱり筋肉が疲労したり、酒を飲み過ぎると筋肉が硬直して弾力性がなくなるのでね。弾力性がなくなるということは、筋肉が力を発揮できないってことですね。

オリンピックの選手とか柔道でも何でも筋肉はすごく柔らかいよね。固いのはスポーツをしない人、酒飲みは固いよね。