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相撲のはなし

この前、一緒に相撲を観に行ったけれど、どうだった?

 ―取り組みも然ることながら、やっぱり周りの人間の動きとかにもある種のしきたりが見えていたのが良かったですね。(本橋)

相撲は神への奉納試合が始まりじゃないかな。だからプロレスじゃない。(笑)様式美があるし、すごくかっこいいと思う。だって土俵を掃く人は掃くだけで、呼び出しをする人は呼び出しをするだけ。そういう意味で似ているのはお茶の世界。茶入れを入れる袋だけを専門に作るところであるとか、茶杓を専門に作るところとか、たくさんの家に分かれていて。ああいうのがお茶の世界の様式美を維持しているところがあって、業界として食べさせていかなきゃいけないから、なかなか大変だよね。

子供のこと2

大切なことは子供と一対一で話し合い子供はどうしたいのかを聴くことであると思う。

子供の希望通りにした場合、どのようになるかを、嘘をつかずに二人で話し合うことである。それで良いのか、ということを2人で謙虚に話し合うことである。その結果、ティーンエイジャーであり自分の人生でもあるのだから、どのようにすべきかを自分で判断させることが重要であると思う。親がその判断を否定することは人格の否定となり誤りであると思う。ティーンエイジャーは自分の判断によって失敗する権利を有し、結果について責任をとる義務があります。

親としてできることは、子供とキチンとした対話をすることです。子供が対話にキチンとつきあってもらえるようなつきあい方を普段から行っているか否かです。子供が自分の人格を尊重してくれていると思っていれば対話につきあってくれると思います。ティーンエイジャーは何をすべきかを全て知っています。自分のことは棚にあげているけれど大人の尊敬すべき部分と軽蔑すべき部分を大人以上に鋭く観察していると思います。

*子供のこと1

強制労働も強制勉強も人格の否定につながる。

労働を拒否してルンペンになることが悪いこととは思わない。

虫歯になって歯が抜け落ちてもよいから歯を磨かないということであればそれはそれで本人の選択である。

宿題をせず勉強をせず学校を退学させられることが悪いことと思わない。宿題をしない子が高校にゆかず労働者になることも悪いことと思わない。人は生き方を選択する権利がある。勉強もせず労働者になることもいやだという人はルンペンになるしかない。

勉強もせず労働者にもならずルンペンになるのもいやだという人を家においておく親は、最悪の親である。

どのようにすればどのようになるのかを子供と話し合い、子供と共通認識を持てる親は良い親である。大人に都合の良い行為を子供に対し子供の考えも聞かず一方的に強制する親は良い親だとは思わない。

子供は、自分で決定する権利と失敗から学ぶ権利を持つ。人は失敗からのみ学ぶことが出来る。学べない人もいるけれど学ぶチャンスを奪ってはいけない。

バイクのはなし

BMWのバイクはカッコいいよね。あるいはドカッティのバイクが一番かな、デザインとして美しい。30代の前半には250ccに乗っていたんですよ。

夏なんかあれで1、2時間トロトロ走っていると、気持ちいいくらい暑い。上からの陽射しも暑いし、エンジンもタンクも熱いし、堪らないよね。(笑)一方で冬は身を切られるよう。

若い連中は風が15m/秒以上あるような日でも高速をバンバン飛ばしていて、恐いよね。山と山の間は突風が吹き易いから、一発で吹き飛ばされちゃうのに、スピードを落とさない。私も元気な頃は見通しの利かないコーナーで追い越したり、無茶をしました。

釣りのはなし

舟釣りはいいよ。大物は釣れる時と釣れない時はあるけれど、とりあえずは何でも釣れれば良い五目釣りでいけば楽しいよ。魚がたまたま回遊してくる時間帯とかがピタっと合えば岸壁でも釣れるけれど、それ以外は無理だからね。岸壁だと明け方だとか夕方で潮が動く時間だね。舟は必ず釣れる。魚探もっていくんだもん。魚がいるところに下ろすんだから。(笑)

釣りに行ったことがない人が行く時には、必ず酔い止めを飲んだ方が良いね。自分がどのくらい舟に強いか弱いかが分からないから。乗ってみて酔っちゃうと最悪だから、地獄だよ。釣り船は酔いやすいんだよ。というのは、エサをつける時に目線が近いから、向こうの海面との揺れのギャップがあるんだな。そうすると三半規管が正常な人は酔うんだよ。舟に乗って酔わないコツは遠くを見ること、遠くの雲とか。近いところを見ると揺れが大きいからね。