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おしゃれな人

私がお洒落だと思うのは誰もやらない時に一番初めにやった人と、もう1つは流行したのだけれど誰もやらなくなった時にやる人、これがお洒落だと思います。一番ダサイと思うのは、みんながやっているのを良いなって思っちゃって真似する人です。

私が学生の頃の友人で気に入っていたコートを新品なのに捨てたんですね。どうして捨てたのかって聞いてみると、同じコートを着ている人を見たって、だから捨てたんだって。それはカッコいいなって思いましたよ。

結局、生き方に繋がると思うんです。平均的という定義も難しいけれど、みんなと同じようなものを選んで同じような平均的な生き方をして何も思わない人というのは、見ているのも辛いよね。

自転車の速度

250mを14秒で走るとなるとだいたい時速64kmですね。競輪で人間が本当に踏ん張って、最後までスピードをダウンしないでやっていける距離は、人によってもちろん違うのだけれど、500mないとかね。最後の速さがそのくらいなんですよね。

 ―僕も自転車に乗っていますが、サイクルコンピュータとかで計測すると下り坂だと時速50kmちょっとでますね。(本橋)

恐いね、転んだら大変だ。

 ―ノーヘルだし。それでも道路交通法は違反にならないんですよね。(本橋)

道路交通法が自転車でそのくらいの速さで走るっていう想定がないからね。原付バイクは法定速度時速30kmでもヘルメット被らなきゃならないのにね。自転車は道交法上、曖昧な位置づけだよね。歩道も車道も走る。歩道で人に怪我させたら、不利なんだろうけれど。

 ―だから僕は車道を走るようにしています。怪我させるより、する方がましですから。(本橋)

競輪のはなし

昔から競輪で年1~2千万円を2、3年は儲けてみたいと思っているのだけれど。決してお金が欲しいわけじゃなくてね。そう思っているのだけれど、歳をとってくると段々面倒くさくなってくる。自信は常にあるんだけれど、なかなか実績が伴わないんだよね。こういうのを自惚れっていうのかな?

 ―あるいは、口だけ。(笑)(本橋)

そうだ。(笑)ここのところ買ってないのだけれど、昔は儲かった年もあるし、儲からなかった年もある。たった一つだけなんだよ。もし僕に知能があれば儲かるだろう。もし知能がなければ儲からないだろう。それで僕は自分で知能があると思っているのだけれど、まだ証明できていないね(笑)でもそう決めるんだよ。

 ―なにも競輪で決めなくても。(本橋)

違うんだよ、競輪でも決めるんだよ。何でも決めちゃうの、競輪はその一つ。みんな、自分に知能がなかったから出来なかった、とは言わないんだよね。○○だから出来なかった、って言うんだよ。なんでそう言うんだろう?

差別と区別

難しいよね、差別と区別のベツは。日本人は~、朝鮮人は~、アメリカ人は~、フランス人は~、と言うけれど、悪い意味合いで使うと差別になるのかな。

 ―人類の歴史を振り返ってみると、社会的には常に階層がある差別の歴史とも言えますよね。やはりすごく近現代的な考え方だと思います、差別してはいけないというのは。(本橋)

やっぱり差別というのは、差別する側の生存本能なんでしょう。ある種の拒否反応なんだろうね。

差別のはなし

BSでカナダの小学校の低学年のクラスでの実験を観ました。

先生がこう言うんです、「調査の結果、背が小さい人の方が優秀だと分かった。基準は130cmです。」黒板に130cmのラインを描いて「君は130cm以下だから、該当。君はそれ以上だからあっち。」それで130cm以下の人は優秀だから優遇する、休み時間を長くとっていいとか。そうすると、背が小さい方の子が背が高い方の子を差別するんですよね。でもその中で何人かの子は「先生、間違っている。背が高くても優秀な人はいます。背が低くても優秀でない人もいる。先生の言うことは合理的じゃない。」って言うんですよ。6歳くらいの子がだよ。

その日、小さい子は先に帰っていいということになって、大きい子は残るわけです。その子たちにはこれが実験だということを伝えて、ただし明日一日だけ黙っていてくれ、ということにしました。次の日、「教育委員会から電話がかかってきて、先生は間違っていた。背が高い子の方が優秀だ。オリンピックでも何でも背が高い人が出ている。」と言うんですよ。そうするとまた、何かきっかけがあると差別が始まるんですよ。

しかし、その中でもおかしいって言える子がいることにも感心したね、6歳だよ。日本の子にもいるんだろうか。