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本船について

この前、漁船にぶつかった自衛隊の艦船についてだけれど、国会議員でも自衛官の連中でも、一度小舟に乗って、ああいう大型船の目の前に行ってみればいいと思うんだよね。自分がどうするのか、大型船がどう対応するのか。

私たちは大型船のことを本船って言うんだけれど、本船が避けるってことはあり得ないってことがすぐに分かりますよ。本船は相手が避けるってみんな思っているから。こっち(小舟)だってそうだよね、やられたら死んじゃうから必ず避ける。本船の方は、いつも相手が避けるから安心しきっているんだよね。

米長邦夫

米長邦雄さんという将棋指しがいて、協会の会長をやっているのかな。本も何冊か書いていますが、とてもおもしろい人です。彼は中学校か小学校の終わりで、プロの将棋指しの門下に入ったのかな。彼が言うに、うちの兄貴は頭が悪いから東大に入って大蔵省の官僚をやっている。僕は頭がいいから高校で辞めて将棋指しをやっている、って言うんですよ。高校に進学する時将棋の先生に反対されたそうです。将棋指しにとって高校はハンデになるから。

13か14の頃に将棋指しにならないか、とアマチュアの高段者の人から言われたことがあるけれど遅いんだよね。小学生の頃から目標にしないと。明治大正の頃は歳をとってからでもまにあったけれど、今は中学生ならもう誰かに入門していないとね。

犬のはなし

今、孫と犬を見て歩いています。実際に子犬と会ってみてその犬との相性があるから、絶対に焦っちゃダメなんですよね。

私の子供の頃は犬も猫も飼っていて、犬はほとんど柴犬でした。同じ柴犬でもみんな違うんですよね。人間と同じで、賢い犬もいれば頭の悪い犬もいる(笑)やっぱり本をみると犬の選び方なんていうのもあるくらいで、情緒不安定なのがいれば、暗いのもいるし、部屋の隅っこで動かない、呼んでも知らない振りをするようなのもいますよね。

鳥インフルエンザ

明治時代の頃、スペイン風邪で4000万人が世界で亡くなっています。船だけで行き来していた時代でそれだけ死ぬんだから、大変な数字です。今は飛行機があるから、世界中にあっという間に広がりますよね。例えば新種のインフルエンザが流行したらどれくらい死ぬかというと、一説には6000万人とも言われています。人によって見方は違うけれど、日本だと60~200万人と言われています。

医療技術は上がっているけれど、それよりも国民の意識が重要だと思います。例えばどこかの国では、鳥インフルエンザにかかって人が死んでいたとしても、鳥を放し飼いにして食べている人もいるようです。だから意外と普段は風邪をひかない人が真っ先にかかるんじゃないでしょうか、普段から注意しないから。手洗い、うがい、マスクをするという癖がないから

生きるということは狂うこと

生きるということは、ある意味で狂うということですよね。だって最初から死ぬことを分かっているのだから。死ぬことを分かっていて大切な子供を産むわけだし、死ぬことを分かっていて誰かを好きになったり。大切な人が死ぬと辛いよね。最初からその人が死ぬっていうことが分かっているんだから、大切な人をつくっちゃまずいよね。大変じゃない(笑)

だからやっぱり人は狂っていないと生きられないんですよ。大切な人と必ず別れなきゃいけないし。生きるってことはそういうことをちゃんと感じられて、感覚、感情があって色んなことをきちんと受け止められる人が生きるっていうことは、ある面では狂うってことですよ。