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貧乏

貧乏はけっこう自信があるんだよ。学生の頃は仕送りがあるでしょ、1週間もたないで3日くらいでなくなるんだよ。そうなるとお金なしで生活するわけです。何しろ山奥の学校だったから、電車に乗る必要もバスに乗る必要も無い、歩いてどこだってでかけました。当時40円だったシンセイという両切りのタバコを1ヶ月分買って、インスタントラーメンも買って、米は田舎から送ってくるからね。塩をかけて食べるんです。

お金がなくなる時は両切りのピースを一箱吸って終わり。

感動

年に1回くらいは感動したいよね、なかなか無いけれど。映画なんかは1年に1回は良いものがあるんじゃないでしょうか。茶碗なんかは今までに2回くらいあるけれど。そんな感動の度合いがもっと激しいと、僕も陶芸家になっていたかもしれません。

やっぱり身体が震えるほど感動したということがなければ、なにをやっても才能が無いんだろうね。感動の度合い=才能のどあいですよね。

論理

論理って本来は美しいんですよ。なぜ美しくないかと言うと、論理じゃないものを論理と勘違いしているからです。言い訳と論理は違うからね。

例えば社員の勤務評定をきちんとやって、仕事を出来る人と出来ない人について給料とその他の待遇面を反映させなければいけない、と言うことが一般的にありますよね。そのことが論理的であると思っている人がほとんどです。でもそれには前提があって、明瞭に評価できる、ということですよね。でも実際には見えない部分もあるからね。

本当の論理というのはそういうことではなくて、あらゆるアクシデントがあったとしても、全部網羅して、崩れないで成立していることが論理ですよね。

カードローン

カードローンでお金を借りて自己破産をして、離婚したという話を何人も聞いています。例えばカードローンで500万円借りたらもう返せないよね。年率18%で90万円です、利息だけで。元本を50ヶ月としたら月10万です。そうしたら月々の返済はだいたい17万5000円ですよ。

コーヒーのはなし

フランスのコーヒーはおいしいのかな?

―フランスは一般的にはエスプレッソですね。フランス人はイタリアのコーヒーを馬鹿にしますが、イタリア人はフランスのコーヒーを馬鹿にするんですよね。(本橋)

とりあえず自分の価値を高めるには、周りを馬鹿にすればなんとなく自分の価値が高まったように思うからね(笑)なんでもそうだ。

―でも彼らにしてみれば、馬鹿にしているのはある程度認めた上ですね。アメリカのコーヒーはそもそもコーヒーとして認めていないですよ、黒い飲み物っていう扱いですね(笑)(本橋)