品川の学校

この前、品川の学校の校長先生が出ているテレビを見たのですが、面白かったですね。80数年歴史がある学校で、そこの理事長の娘さんは他の学校に勤めていたのだけれど、同僚から学校の経営がおもわしくないということを聞かされて、実家というか自分の親の学校に戻ったわけです。中高一貫の女子校なんだけれど、一頃は1学年5人くらいしか生徒が集まらないような時期もあったようです。

彼女が言うには、子供は心のスイッチが入れば遮二無二やるって。例えば、ゲームとか部活です。そこで28プロジェクトというのをやっているんです。28歳になった時に、子供を産みたいのか、ばりばり働いていたいのかなど、何をやっていたいかということ見つけるために、色んなイベントをやっているんです。企業と生徒で実際に商品開発したり、一日体験社員だとか。学園祭では会社を作って自分たちで出資して、先輩方にどういう商売をするかプレゼンして出資してもらったりして、決算書を作って、株主総会をして配当して、ということをやったり。

あと生活向上委員会という組織を作って、どういう鞄が使いやすいかだとか、どういう制服が良いかを生徒たちが自主的に集まって考えて、その通りやる。例えそれが失敗すると分かっても、黙って見ている。基本的に生徒自身で自分がどうありたいのかを発見できる場をつくるんですね。