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湯割り呑む森

備前焼に陽こぼれる

 

脈と酸素濃度を見ながら歩く

五月の夏

 

90度傾いて眺める

土と草と走る人と五月の風

1億年まえはくれーんだった

 

千年まえからここに居る

 

ふせいみゃくのあいまに酒を呑む

 

ひふからひそかに風花が舞いあがる

まじめに生きてきた人は

修羅場の経験がないから

修羅場に会うと

壊れてしまう

 

いのちのやりとりをするような恋は

若いときにくさるくらいするものであって

結婚して子どもがおおきくなり

中年になってから

はじめてするものではない

 

無意識にこうありたいとおもう人のように

ほんにんは生きているとおもっている

 

修羅場にあったことがないから

おもっていられる

 

じぶんがほんとうは卑怯なことに

なんとしあわせなことに気がつかないから

100歩逃げた人を卑怯といえる

 

まじめな人は

50歩100歩に気がつかない

*

不幸を強要してはいけない

幸福も強要してはいけない

 

幸福は人それぞれ異なる

傲慢はいけない

*

考える、ということの原点への回帰。

および懐疑のセンス、

これらが欠落するなら、

南瓜となんら変わることはない。