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*坂本一成展
坂本一成展、“水無瀬の住宅”、美しすぎるほどで、ビックリ感動。
感性がデリケートなのだと思います。
ギャラリートークでは、わかりやすい言葉で御自分に問いかけるようなトツトツとした語り口でした。
SDレビュー2008 その2
建築として作文が印象に残っているものがありました。
「家族は崩壊している。自分と向き合って自分だけの窓をもち、自分だけの空をもつ。その中で初めて、つながりの可能性を考えていきたい」と。それで建物としては、天窓のある塔みたいなのが4つあってそこに梯子で上がっていくんだよね。1階はリビングで繋がっているのだけれど。テーゼとしてはよくわかります。
でもみんな考えていて、よく分かるのだけれど、やっぱりどこかで見たことあるような感じなんだよね。
SDレビュー2008 その1
先日、代官山で行われていた建築の展覧会を観に行きました。入選者のほとんどは20代後半で、いってて30代でしたね。
表現するのは大変だと思いました。アニメを作ってプロジェクターで流したり、みなさん工夫していましたね。手間がかかっているものと、かかっていないものがすぐに分かりますね。
面白かったのは、風力発電の風車の近くに建つ塔みたいな建物で、風が吹くと揺れるように設計してあったものです。その様子をCGで再現して、プロジェクターで映していました。構造が本当に成立するのかどうか分からないけれど、構造の設計者はちゃんと明示されてましたね。
例えば建築家が家を設計するときに、家族は対話するものだとか、一緒に飯を食うもんだとか、隣人とは付き合わなきゃいけないだとか。新建築の月評をみるとそういう価値観を前提としてものをみているよね。気持ち悪いよね。なんでそれを前提としなくちゃいけないのか、不思議だよね。
根本の部分を議論しないで、パンドラの箱のようにこれは最初から価値があるなんて言われちゃうと、吐き気がしてくる。なんでそういうものが活字になって載っているんだと思うよ。