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*“個人と世界をつなぐ建築”

座談会に行った。司会は“建築と日常”の長島明夫さん。

出席者は、伊東豊雄さん、坂本一成さん、中山英之さん、長谷川豪さん。

小説家の座談会の言語。

詩人の座談会の言語。

建築家の座談会の言語。

建築家の方の言語は、

いつもユニークである。

ボストン

ボストンはいい街だったね。なんでいい街だと思ったかというと、空があるんだよ。あー、ここは超高層がないんだと思って。超高層って不愉快ですよね、勝手に人の視界を遮るよね。マンハッタンなんか全く空がないもんね。

設計と営業

クライアントがいる限り設計は営業だと思う。純粋な建築という部分と現実に建物をつくる過程と言うのは、無論繋がっているところもあるけれど、大きくは分かれてくるよね。

思い込み

興味が無いことはないのだろうけれど、建物や設計に対してこだわりが薄い人が多いよね。こだわりが薄いと気が付く部分は少なくなるし、感覚は鈍くなる。

僕が最初、建築に興味を持ったのは設計でお客さんが入るか入らないかが大きく違うからです。建物を見てお客さんに紹介する前に、気に入るものと気に入らないものが分かるんですね。気に入られないビルは、どういう風に改築すればいいかも分かります。この図面じゃお客さんは来ないね、とか。そんな風な思い込みが大切です。

建物

良いと思うものは少ないよね。建物を見てしびれたら、幸せだよね。アルファ波が持続すると言うか、背筋にぞくぞくっとしたのが残るんですよ。