地下は恐い
ビルをつくるときのことですが、地下は何が出てくるか判らないですね。この前、京橋の物件で恐らく川があったのだと思いますが、戦前の護岸でコンクリートが打っているのだけれど鉄筋が入ってないんですよ。だから壊す時に重機で掴んでもその部分しか持ってこれなかったんです。鉄筋が入っていればゴソッと持ってこれるのですけれど。それは往生しました。
そこは土地が50坪もないところで、その工事だけで3,700万円です。上モノは350坪程度しか建たないんですよ。それだけで坪10万オーバーするわけです、地下の埋蔵物の解体だけで。そういう押し競饅頭ですよ、ずっと。
腕のいいゼネコンさんなら工法の変更を主張しますね。変更部分は別途工事になって特命発注になるから、設計変更の多い現場は儲かります。技術力があるからこそバンバン設計変更ができますよね。だからその辺りは、もう勝負なんですよ。我々と比べてやっぱりゼネコンの方が技術的な情報を持っているから、どうしても押され気味になりますがね。
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