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*クリント・イーストウッド

“バード”に、

びっくりした。

クリント58才、

わたし42才。

インビクタス

負けざる者たち、

を観た。

激しい怒りと涙の彼方には、

恐ろしい死だけが迫る。

赦しが魂を自由にする。

滅びにいたる門は広く、

命に至る門は狭い。

汝、狭き門より入れ。

クリントの祈りが、

聞こえたように、思った。

遠藤周作の

“沈黙”を

連想した

*

久しぶりに、

三船敏郎さんの、

“無法松の一生”を観た。

男は寂しくて、

死ぬのだろうか。

江藤淳さんのことを、

憶いだした。

*マディソン郡の橋  

久しぶりに、”マディソン郡の橋”を観た。

メリルストリープの腰回りに肉のついた中年の農婦、

クリントの少年のような表情の初老のカメラマン。

しばらく会っていないけれど、

わたしに、三人の職人の友がいる。

自分の削った柱と弟子の削った柱と触ってみてくれと言う

茶室の作業中の左官に逆立ちしても勝てないと言う

溶接は作業の後姿を見ているだけで技量がわかると言う

名優は、きっと技量を測りあっている。

*鉄コン筋クリート

こちらちきゅうぼし

ほんじつもへいわです

ほうこくおわります

安心

あんしん

*男たちの大和

俳優さんが全員と云っていいほどガリガリに痩せている映画は、終戦に近い年代である。“男たちの大和”の俳優さんの体型が良いのは、おかしいと思う。