ドリーム・ガールズ

前から観ようかと思っていたのですが、ある友人に勧められて「ドリーム・ガールズ」を観ました。そんな風にして勧められると、勧めた人が今どういう状況にあるのかとか、その状況と映画との関連性などを考える癖があります。

その映画で主人公の一人に「ビジネスは別だ」というドリームガールズのマネージャー役の人がいて、人間関係が壊れて最後にはその人の周りからみんなが逃げて行くんですね。ビジネスって儲けるための論理だから、やっぱり人間の感性がついていける範囲というのはあるんですね。その彼はプロダクションをやっていて、最初は作曲家だとかドリームガールズのメンバーを家族みたいにしてやっていくわけだけれど、人の気持ちをあまり考えずにやっぱり「ビジネスはビジネス」って割り切っちゃうんですよ。それで成功していくんですけれど、一人去り、また一人去りっていう風に。うちの会社でいうと、それに一番近い人間は当然僕だろうね。(笑)

みんな、だいたいの人は論理、理性で動いていると思っているんだよ。特に頭のいい人は。でも、そうじゃないね。

勧めた彼の話に戻すと、彼はきっと逃げる方を考えていたのかな。(笑)