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利休にたずねよ
「利休にたずねよ」という小説を読みました。53歳の山本兼一さんという京都の人が書いたもので、直木賞を取っています。お茶のことを良く調べていて、詳しいですね。
利休が切腹した日から過去に遡ります。利休は茶室にしても何にしても、繊細な感覚の持ち主だったようで美しいものをよく分かっていたんですね。
無趣味のすすめ
1.村上龍さんの「無趣味のすすめ」というエッセイを立ち読みしたのだけれど、すごく良かったですよ。本屋で8万部売れていると書いてありましたが、彼の言う事を本当に分かっている人は多くない気がします。
趣味と言うのは、どれほど良い趣味であったとしても、自分の変革には繋がらない。それでは意味がない、やるのであれば失敗したら破滅する、成功したら自分を変革できる。そういったことを書いているんですよ。
2.テレビの座談会で一橋大学の教授が「どういうベンチャーをやれば良いのでしょうか?」という質問に対して、「そもそもそういった質問は何の意味もない。」という答えをしたそうです。「ベンチャーというのは自ら発案して、自ら発想して。それがそもそものベンチャーだ。人に聞いてモノを考えるというのはベンチャーとは無縁のものだ」
メジャーの大学の先生がそういうことを言うのは珍しい、ということを書いてました。
*決断力
羽生善治さんの“決断力”をすがすがしく読ませていただいた。
言い訳できない場所に自分を置いている。
自分とは無縁の第三者を見るように自分を見る。
自分の弱さを平気で表現する。
恐ろしいほど謙虚である。
月とスッポン、と云うべきか。
晩夏
初めて北海道を意識したのは、原田康子の「挽歌」という恋愛小説です。主人公の相方が確か建築技師で、北海道でジープ乗っているんだよね。ジープはいかにも北海道ですね。