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親友の詩
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ときわ台のアパートメント
のキャッチコピー
アパートは、毎日が楽しい。
アパートは、空間が楽しい。
このアパート、のほうが良い、
と古屋くんと榎本さんの、
見解なのだけれど、
この、をつけると、
われわれが造った、
このアパートだけが楽しい、
と売るためだけの、
言葉となります。
この、が無ければ、
本来アパートは、
楽しい建物でなければいけない、
という主張ともなります。
アパートのイメージと、
楽しいという言葉のギャップが、
印象に残るかもしれません。
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学生運動の集会のとき皆が唄った。
学生の歌声に若き友よ手をのべよ
輝く太陽青空を再び戦火で乱すな
我等の友情は原爆あるも爛れず
闘志は火と燃え平和の為に戦わん
団結かたく我が行手を守れ
何と気持ちの悪い唄なのだろう。
懐かしみいまも唄う人がいるらしい。
催涙弾の涙と機動隊に蹴られた脚の記憶。
わたしは学生運動をしなかったが、
動員数が少ないとき友に頼まれた。
その友は25才で自殺した。
わたしの友はよく自殺をする。
自殺をしたい人が寄ってくるようだ。