企業文化2

例えば、官庁の厳密な指導下にある組織では官庁がメインになってくるし。下手すると中枢が天下りにでやってくる。やっぱりそういう背景がある組織の文化というのは違うものですよね。私のように22歳からフルコミッションでやってきて、小さな会社を創ってやっていると、生存するか死滅するかという感覚が、そういう官庁系の組織とは180°違うんでしょうね。あり得ない話ですが、仮に私のような経歴をもつ人がそういう企業に勤めても、今までの私の生と死の有り様という感覚を捨てないとやっていけないよね。生と死をぴりぴり感じながらやっていくようなのと同じ感覚でやろうとしても、すぐにつま弾きされてアウトでしょう。ぴりぴりした感覚を捨てて、幼稚園に入りたてのようにならないとやっていけない、と私は考えています。逆もまた真なり。結果は出せないし、結果の出し方からしてそもそも違います。

文化が違うわけだから。やっぱり昔から言うけれど「郷に入らば郷に従え」です。文化というのは突然変異的に偶発的に生まれるわけではなくて、必然として生まれるわけです。なぜそういった文化が必然でそこにあるのかという背景を納得できるくらい理解できなければ、その世界では生きていけない。